図解でわかる!リスク予想&対策提案の仕組み

JODAのリスク予想は、過去の失敗(教訓)を、当時の各国の経済状況という『物差し』と一緒に整理することで成り立っています。 さらに、「どう対策すればいいか」という具体的なアクションまで提案します。 その仕組みを5つのステップでやさしく解説します。

Step A

過去の「失敗」を数字に変える

まずは、過去20年分・30カ国の事後評価報告書(PDF)をAIに読ませます。 「土地の買収で揉めた」「予算が足りなくなった」といったトラブルの言葉が何回出てきたかを数え、 文章をコンピュータが扱える「数字(リスク度)」に変換します。 ただ数えるだけでなく、TF-IDFという手法で「珍しい言葉ほど重要」と自動的に判断させています。

📄
報告書 2,379件
「用地買収で苦労...」
AI(TF-IDF)で
重み付けカウント
📊
リスク度:
(土地収用: 重要度0.87)
Step B

当時の「国の健康状態」を測る

次に、そのプロジェクトが実施された「当時の年」の、その国の経済データ(世界銀行)を取得します。 GDPだけでなく、ガバナンス(汚職抑制・法の支配・政治安定性)や電化率、平均寿命など7つの指標を使い、 「その失敗が起きた時、国全体はどんな状況だったか」というカルテを作ります。

🇮🇩
2008年の
インドネシア
📋
7次元のカルテ
GDP, ガバナンス, 電化率...
Step C

「似たもの同士」をマッチング!

さて、ここからが本番です。現在のターゲット国(例:ケニア)の最新データを調べ、 Step Bで作ったデータベースから同じような環境だった「過去の双子」を探し出します。 さらに、セクター(道路、教育、上水道...)スキーム(有償・無償・技術協力)でも 絞り込むことで、「同じ分野で、同じ種類の支援をした先輩の経験」をピンポイントで参照できます。

🇰🇪
今のケニア
道路 × 有償資金協力
7次元の経済環境
+セクター+スキーム
が似ている
🇱🇰
2014年の
スリランカ 道路事業
Step D

「対策」も一緒に提案!

単に「こういうリスクがありますよ」と警告するだけでなく、過去の報告書の「提言」セクションから 「〜する必要がある」「〜すべきである」といった具体的な対策アクションを自動で抽出し、7つのカテゴリ(人材育成、制度整備、資金確保 等)に分類して提示します。

📋
提言テキスト
「維持管理マニュアルを
整備する必要がある」
ルールベースNLPで
対策を構造化抽出
🛡️
対策提案
制度整備
✅ 評価A案件で実証済み
Step E

「未来」のリスクも推計!

「3年後にこの国で案件を始めたら?」というWhat-if分析も可能です。 IMF(国際通貨基金)の予測データを使って、将来のGDPを推計。 「3年後のケニアの経済規模は、かつてのどの国のどの時期に似ているか」を探し出し、 その時期のリスクと対策を参考にできます。

🇰🇪
2028年のケニア
(IMF予測ベース)
将来推計した
7次元データで検索
🔮
3年後のリスク傾向
+対策を推計

💡 結論:JODAは何を教えてくれるの?

単に「あなたの国ではこういう失敗が起きやすいですよ」と教えてくれるだけでなく、「その失敗を防ぐには、こうすればいいですよ」と、 過去の成功案件に裏打ちされた具体的な対策まで提案します。

しかも、セクター(道路なら道路、教育なら教育)やスキーム(有償なら有償)で的確に絞り込むため、 あなたの案件にぴったり合った先輩の知恵を素早く見つけることができます。